FACILITIES

施設紹介

古代の地下海水を利用した
養殖事業

河内町の地形は約20,000年前、大きな谷の底でしたが、6,000年前には海の水位が高くなり『古鬼怒湾』となりました。
さらに、1,300年ほど前には鬼怒川から流れ込んだ土砂により浅い海となり『香取の海』と呼ばれていました。
この地の地下水は古くから塩分濃度が高く、飲み水や生活水に使用することは皆無で、 農作物にも不適合であり未利用の地下資源でした。
しかし、地下水成分調査により海水であることが判明し、地下資源である地下海水の有効活用の足掛かりになりました。
この地下海水を利用することによりコストを削減し、養殖事業が可能となりました。

  • 河内町の廃校を利用

    平成28年4月1日より河内町長竿小学校跡地プールを無償貸付を受けチョウザメの養殖事業に着手。河内町より全面的にバックアップ。

  • 廃校のプールを利用してのアクアポニックスシステム

    屋外のプールも水槽に改修し、プールを成魚水槽へ改造。その養殖水を利用して完全無農薬の野菜を栽培。

廃校のプールを利用してのアクアポニックスシステム

屋外のプールも水槽に改修し、プールを成魚水槽へ改造。
その養殖水を利用して完全無農薬の野菜を栽培。

廃校小学校1階教室を稚魚育成水槽に

校舎内には八角形の5t水槽、直径約3メートル×8基のほか、養殖に使う地下水の水質を保つための循環装置を設置。

とらふぐ養殖施設を新設

校舎外に新たにとらふぐ養殖施設を新設。
施設には夏の気温による水温上昇の防止、冬の気温による水温低下の防止を行い、とらふぐの養殖に適した水温を維持する徹底的な水質管理を行っております。
その結果、とらふぐの成長速度は、海上養殖に比べ2倍が期待でき、生産性の効率化と安定したご提供が可能です。